バレンタイン小話
明日から2月ということでバレンタインについての小話を少々。
バレンタインデーといえば、日本では女性がチョコレートを贈る日として定着していますが、実はその起源はローマ時代にさかのぼります。本記事では、バレンタインデーの歴史と、世界各国のユニークな祝い方について紹介します。
■ バレンタインの起源
バレンタインデーの名前の由来は、3世紀のローマに実在した「聖バレンタイン(Saint Valentine)」にあります。当時のローマ皇帝クラウディウス2世は、兵士たちが結婚すると士気が下がるとして、結婚を禁止していました。しかし、聖バレンタインはこの命令に背き、秘密裏に若い兵士たちの結婚を執り行っていました。やがてその行為が皇帝の知るところとなり、聖バレンタインは処刑されてしまいます。その日が2月14日であり、後に彼の勇気ある行動を称えて「愛の守護聖人」として記念されるようになったのです。
■ バレンタインデーの広まり
中世ヨーロッパでは、2月14日は「恋人たちの日」として定着し、詩や手紙を贈る習慣が生まれました。特に14世紀の詩人ジェフリー・チョーサーの作品によって、バレンタインデーは「恋人が愛を誓う日」としての地位を確立しました。その後、19世紀にはイギリスやアメリカで「バレンタインカード」を交換する文化が広まり、やがてチョコレートや花を贈る習慣へと発展していきました。
■ 日本独自のバレンタイン文化
日本にバレンタインデーが広まったのは1950年代。洋菓子メーカーが「女性から男性へチョコレートを贈る日」として宣伝したことがきっかけです。その結果、日本では「義理チョコ」「本命チョコ」「友チョコ」など、チョコレート文化が独自に発展しました。近年では、男性から女性へ贈る「逆チョコ」や、自分へのご褒美として買う「自分チョコ」なども一般的になっています。
■ 日本以外のバレンタイン文化
バレンタインの祝い方は国によって異なります。
アメリカ・イギリス:恋人同士がカードや花束、チョコレートを贈り合う。プロポーズをするカップルも多い。
フランス:「愛の国」として知られるフランスでは、恋人同士が手紙や高級チョコレートを贈るのが一般的。
韓国:2月14日に女性が男性にチョコを贈り、3月14日の「ホワイトデー」には男性が女性にキャンディーを返す。さらに4月14日の「ブラックデー」には、恋人がいない人同士が集まり、韓国風ジャージャー麺を食べる風習もある。
フィンランド・エストニア:「友達の日」として、恋人だけでなく友人や家族にも贈り物をする。
■ まとめ
バレンタインデーは、古代ローマの聖人の伝説から始まり、中世ヨーロッパを経て、現代では世界中でさまざまな形で祝われています。特に日本では独自の文化として発展し、毎年2月14日には多くの人がチョコレートを贈る習慣が根付いています。今年のバレンタインデーは、改めてその歴史を振り返りながら、大切な人に気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?
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